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【フルサイズとAPS-Cの違いとは!?】室内撮影で比較してみた

カメラを始めたばかりの頃は、フルサイズとAPS-Cの違いについて理解していないかもしれません。もしかしたら、フルサイズって何だ?かもしれません。

それは、”初心者におすすめのカメラ”と呼ばれるものはほとんどがAPS-C機で、フルサイズに触れる機会がほとんどないからです。

 

 

APS-C・フルサイズとは何か

どちらもデジタル一眼カメラのイメージセンサーのことを指しています。

何が違うのか

まずセンサーサイズが違います。その違いによってさらにいくつかの差があります。センサーサイズが大きくなると1画素あたりの面積が大きく、より多くの画像情報をセンサーに読み込めるので、その分高画素な撮影が可能になります。

具体的に言うと?

画角、ボケ量、階調、暗所性能、サイズ、レンズなどがあります。

画角・ボケ量について

フルサイズに比べてAPS-Cはセンサーが小さいので、写せる範囲が狭くなりますが、被写体をより大きく写すことができます。例えば自分の場所を変えることができないシーン、動物や鉄道列車、運動会などに向いています。下の写真は同じ場所から撮影したものです。

              <画角の比較>

     フルサイズ               APS-C


こちらの2枚は85mmのレンズで撮影しましたが、このようにAPS-Cの方が被写体を大きく写しているのが分かるかと思います。35mm換算で約1.5倍(キャノンのAPS-Cは約1.6倍)になるからです。

              <ボケ量の比較>

      フルサイズ               APS-C


真ん中の青い石にピントを合わせて、同じ場所から撮影したもので比較してみます。

緑の石に注目してみてください。フルサイズで撮った方は全体的にボケていますが、APS-Cで撮った方は上の方だけがボケています。これがフルサイズとAPS-Cのボケ量の違いです。一般的にボケやすいのがフルサイズと言われています。同じ範囲を移してもこれだけ差が出るんですね。

階調・暗所性能について

      フルサイズ               APS-C

 

階調については、センサーサイズが大きいほど階調表現が豊かになります。夕陽などのグラデーションは明暗差が激しいシーンですが、フルサイズだとより豊かに表現することができます。一方でAPS-Cだと、白とびや黒つぶれが発生しやすくなります。

また、暗所性能については、フルサイズの方がノイズが入りにくいので暗いシーンに向いていると言えます。これはセンサーサイズが大きいので、より多くの光を取り込むことができるからです。ノイズを抑えてディテールまでしっかり写すことができます。

上の写真の影になっている黒い部分を比較してみると、APS-Cで撮った方はザラザラした感じに仕上がっているのが分かると思います。夜景や暗いシーンでの撮影はフルサイズの方がより綺麗に撮影することができます。

サイズ・レンズについて

その他にも、フルサイズとAPS-Cの違いにはボディ本体の大きさの違いや、対応しているレンズの種類、レンズの大きさ・性能などがあります。

レンズは資産と呼ばれますが、レンズをワンランク上にするだけで表現が変わってくるので、自分に合ったレンズを選ぶのがいいと思います。

まとめ

フルサイズとAPS-Cの違いについて比較も含めて書きましたが、最終的にどちらがいいのかは用途によって使い分けると言うのがいいと思います。

動物、鉄道、飛行機、スポーツ→APS-C

ポートレート、風景、暗いシーン→フルサイズ

自分の用途に適した機材を見つけられると、撮影がもっと楽しくなります!